海外に行くとアトピーは悪化するのか

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海外に行きたいけどアトピーが悪化しないか不安という方、いらっしゃるのではないでしょうか。

 

僕は主に腕、おでこ、首に湿疹があり、掻きむしって傷が増えると周りの目が気になって、外出するのも嫌になります。近年はだいぶ症状も落ち着いていますが、夏にひどくなりやすく、暑さと高い湿度の環境で悪化しやすいタイプです。

 

この記事ではこれまで6か国に行ったことがある僕が、各国でのアトピーの症状の度合いについてまとめてみようと思います。人それぞれ悪化する原因やタイプは異なると思いますので、参考までに見てもらえればと思います。

(症状の度合い:低★☆☆☆☆ ⇔ 高★★★★★)

 

 

 

1.京都(夏)★★★★★

皆さんご存じの通り、日本の夏は暑くて湿度も高いため、僕の場合は一番アトピーがひどいです。腕、おでこ、首以外にも膝裏やお腹に湿疹がでることもあります。ひどく搔きむしると傷ができ、腕を伸ばしたり、首を動かすだけで痛い、という状態になります。

 

2.京都(冬)★★☆☆☆

最近はほどんど症状が出ません。多少掻いて赤くなることはありますが、傷ができるほど掻きむしることはないです。ただ室内で暖房がかなり効く場所だと、体が熱くなり、強いかゆみを伴うことがあります。

 

 

3.シドニー(オーストラリア)★☆☆☆☆

渡航時期:2016年8月

滞在日数:3週間

 

8月に行きましたが、シドニーはこの時期冬になります。ただ日本の冬と違い、昼間は暖かく、それほど寒くありませんでした。湿度もカラッとしているので、個人的には大変過ごしやすく、移住したいくらいです。ちなみに治安もいい国なので、日本人は気に入る方多いのではないでしょうか。

アトピーの症状は自分でも驚きですが、全くと言って良いくらいなく、海外生活を楽しめたことにとても感動しました。

 

 

4.サンクトペテルブルク(ロシア)★★☆☆☆

渡航時期:2017年2月

滞在日数:5日

 

気温はだいたい‐10℃と寒く、雪が降ることもありましたが、湿度が高いと感じる事はなかったです。比較的症状は落ち着いていましたが、痒みはあり首、顔を掻いて赤くなったのを覚えています。傷ができる程の痒みはなかったです。

ただ痒みの原因は気候だけでなく、プレゼンの準備があったためにあまり眠れず、体調が優れなかったことも要因の一つだと感じています。

また日本の冬同様、室内がかなり暖かいので、体が熱くなってくると痒みがでました。

 

 

5.サンフランシスコ(US)★☆☆☆☆

渡航時期:2018年10月

滞在期間:4か月

 

正確にはバークレー(Berkeley)に英語を学びに行きましたが、サンフランシスコは日本のように激しい気温の変化はなく、年間を通して過ごしやすいです。また湿度が低くカラッとしているので、気候としては最高でした。

アトピーの症状はほとんどでることなく、快適に過ごせました。唯一症状が出たのは、ジムのランニングで汗をかいたときです。それでも首筋が少し赤くなる程度でした。

 

 

6.ソウル(韓国)★★★☆☆

渡航時期:2018年9月

滞在日数:5日

 

観光で訪れましたが、この時期の韓国はだんだんと空気の乾燥度が増し、気温が変化する時期です。旅行時はまだ暑く、半袖で過ごしていましたが、日本の夏のような熱さではなく、湿度は高くも低くもない、という感じでした。

傷ができるほど荒れることはなかったですが、サンクトペテルブルクの時より痒みは強かったです。

 

 

7.ハワイ★★★☆☆

渡航時期:2019年1月

滞在日数:3日

 

気温は一年を通して安定しており、過ごしやすいです。サンフランシスコに近い印象を持ちましたが、海が近いせいかカラッとした低い湿度という感じではなかったです。

韓国の時と同じくらい痒みはありましたが、風があり、日差しがきつくなければ、症状も落ち着いていました。

またハワイに関しては、サンクトペテルブルクの時と同じく睡眠が足りなかったのも、症状がでた要因の一つだと思います。飛行機の中であまり寝れず、睡眠の質が悪いうえ、着いてからすぐ観光に出かけたので体調が良くなかったです。

 

 

8.バンコク(タイ)★★★★☆

渡航時期:2019年1月

滞在日数:5日間

 

とにかく暑いです。日本の夏よりも暑いと思いますが、日本ほど湿度が高いとは感じませんでした。

傷ができるまで掻くことはなかったですが、そこそこ強い痒みがありました。特に汗をかくと痒くなるため、数か月も住めばもっと悪化したと思います。常にタオルを持ち歩き、汗をこまめにふくようにしていました。

 

 

9.セブ島(フィリピン)★★★☆☆

渡航時期:2019年2月

滞在日数:2週間

 

セブ島も気温は高いですが、タイよりは低い印象です。湿度は低くカラッとしているため、日本の夏のような不快感はありませんでした。

首、おでこが痒くなることがありましたが、タイのような強い痒みはなく、赤くなる程度でした。しかしスポーツをして汗をかいたときは、強い痒みがありました。

 

まとめ

以上、海外でのアトピーについて書いてみましたが、僕の場合は気温が高くても湿度が低ければ、それほど悪化しませんでした。気候だけ見ればサンフランシスコがベストです。

また海外での慣れない生活は、ストレスを感じやすいため、睡眠や栄養をよく取るなどして、体調をしっかりと整えることも大切だと感じてます。