海外営業の1日の流れを徹底解説|商社勤務のリアルなスケジュールと仕事内容

「海外営業って実際どんな1日を過ごしているの?」
そんな疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。
私自身、国内営業から商社の海外営業へ転職し、アジア地域を担当してきました。
英語でのコミュニケーションや貿易実務の難しさがありますが、そのぶん裁量も大きく、グローバルに働ける面白さがあります。
この記事では、商社で働く海外営業職のリアルな1日の流れを、実体験をもとに詳しく解説します。
業務内容や1日のスケジュールを紹介するので、海外営業に興味がある方や転職を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
【目次】
海外営業とは?仕事内容と役割をわかりやすく解説

・海外営業の基本的な役割
海外の取引先(顧客・代理店・仕入先)と取引を行う営業職です。
自社や仕入先の商品・サービスを海外市場へ販売したり、海外から仕入れを行ったりします。
多くの場合、以下の3つの業務を担当します。
- 顧客対応・商談:見積作成、価格交渉、納期調整など
- 社内調整:生産・物流・品質管理など他部署との連携
- 貿易実務:輸出入書類、船積スケジュール、決済条件の管理
・国内営業との違い(輸出業務)
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項目 |
国内営業 |
海外営業 |
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顧客 |
日本中心 |
海外中心 |
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言語 |
日本語中心 |
日本語、英語、現地語 |
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距離感 |
対面・訪問中心 |
オンライン・出張中心 |
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仕事の範囲 |
営業活動中心 |
営業+営業/貿易事務 |
つまり海外営業は、営業職でありながら貿易実務・英語コミュニケーション力が求められる総合職です。とはいえ、TOEIC400点代でつたない英語ながら、うまくコミュニケーションを取っている方もいるので、英語力よりもコミュニケーション能力が大事だと感じます。
・どんな会社に多い?
- 商社(総合・専門)
- メーカー(輸出入担当部門)
- 物流・貿易関連企業
特に商社は国内外の企業をつなぐ「仲介役」。海外営業は、現地のニーズを読み取り、スピード感や信頼で付加価値を生み出す必要があります。
海外営業の1日の流れ【平日スケジュール例】

ここからは、商社の海外営業担当として働く1日の流れを時系列で紹介します。
※筆者が担当していたのは自動車部品分野で、アジア向けの輸出案件が中心です。
9:00〜9:30|出社・メールチェック
朝いちばんの仕事はメール確認。その日取り組む案件の順位や優先度も決めておきます。
海外営業は時差があるため、部署によっては夜のうちに大量のメールが届きますが、アジアはほとんど時差はなく、タイムリーなやりとりをしていました。
9:30~11:00|デスクワーク
会議や出張以外は基本的にデスクワークの時間になります。営業担当でありながら見積、発注さらに貿易実務まで手広くやっていきます。
- 見積書作成、回答
- 発注入力、発注書送付
- 船積み調整、ブッキング依頼
【ざっくりとした仕事の流れ】
顧客から見積依頼→見積回答→条件が見合えばオーダー受領→仕入れ先へ発注→倉庫にモノが入荷すれば船積み→顧客の元へ
11:00〜12:00|部内ミーティング
週に1回部内ミーティングがあります。営業進捗状況の共有と課題の対策など社内でのコミュニケーションも大切です。
- 部課長からの共有事項
- 売上の進捗度合い報告
- 業務上の課題や解決についての討論
- 予定の共有
12:00~13:00|休憩
お昼は近くの飲食店かコンビニで済ませます。たまに上司や後輩と食べに行ったりもしています。
職場近くの飲食店や居酒屋に詳しくなっておくと、仕入先や顧客との会食で役立ちます。
13:00~14:00|仕入先来社対応
輸出業なので顧客は海外ですが、仕入先の多くは日本です。定期的に仕入先が打ち合わせのために来られます。また、海外から顧客が来られることもあります。
- 販売状況の共有
- 販売戦略について打ち合わせ
- 新規商材の紹介
14:00~19:00|デスクワーク
朝だけでは終わらない見積や発注業務に加えて、新たな見積・発注依頼が来るので対応します。
また新規売り込みのため、需要見込み商材の見当をつけ、資料を顧客に送ったりもします。
- 受注・発注入力、発注書送付
- 需要見込み商材の検討
- 営業資料作成
- 納期遅れや出港遅延等の対応
19:00|退社
会議が多い日や出張準備で忙しいときなどは8時、9時頃まで残業する日もありますが、逆にデスクワークに時間が取れる日は早くあがることもあります。
まとめ
商社で働く海外営業は、英語を使いながら世界を相手にビジネスを展開するやりがいのある仕事です。見積作成や発注、貿易実務、仕入先との打ち合わせなど幅広い業務を通して、グローバルに活躍できます。国内営業よりも時差や文化の違いを乗り越える柔軟さが求められますが、その分成長を実感できる職種だと思います。