
「海外営業って楽しそうだけど、実際はどんな仕事なんだろう?」
海外営業に興味がある人の中には、こんな疑問を持っている方もいるのではないでしょうか。
海外の顧客と英語でやり取りをしたり、海外出張に行ったりと、華やかなイメージを持たれやすい海外営業。
しかし、実際に働いてみると、楽しいことだけではありません。
私自身、自動車部品の海外営業として仕事をしてきて、「海外営業だからこそ楽しい」と感じることがある一方で、「これは結構大変だな」と感じたこともあります。
今回は、過去に国内営業の経験もある私が感じている、海外営業の楽しいこと、つらいことを紹介します。
◆目次
海外営業の楽しいこと

① 案件が前に進んだときに達成感がある
海外営業で楽しいと感じることの一つが、自分が担当している案件が前に進んだときです。
海外営業では、国内営業と比べて考えることが多くなります。
顧客との商談や価格交渉だけでなく、英語でのやり取り、貿易実務、輸出書類の確認など、さまざまな業務を同時に進める必要があります。
特に新規取引を始めたばかりの顧客とはトラブルがつきもの。
・「取引契約書がまとまらない」
・「お金が払われない」
など、様々な問題が起きるため、社内や顧客とコミュニケーションをとり、解決していきます。
そんな案件が無事にまとまったとき、「ここまで頑張ってよかった」と大きな達成感があります。
大変なことが多い分、案件が前に進んだときの喜びも大きいのが海外営業の魅力だと思います。
②海外ならではの異文化を経験できる
海外営業では、仕事を通してさまざまな国の文化に触れることができます。
特に海外出張では、現地の食事や言語、商習慣など、日本では経験できないことを体験できます。
例えば、出張中の会食で現地の顧客から、普段は日本人があまり行かないようなお店に連れて行ってもらうことがあります。
自分だけでは絶対に見つけられなかったお店を知ることができるのは、海外営業ならではの面白さだと思います。
私自身、ベトナム出張の際には英語が通じない地元のお店に連れて行ってもらい、鳩料理を食べました。
また、同じ国でも北と南で考え方や商習慣が違ったりすることもあり、驚くことがあります。
こうした違いは、単純に「面白い」で終わるものではなく、商品をどのように販売するか、どのような提案をするかといった営業戦略にも影響してきます。
海外営業では、仕事をしながら異文化を学べるのも大きな魅力だと思います。
③視野が広がる
海外営業をしていると、自分の常識が必ずしも世界の常識ではないことに気づかされます。
仕事の進め方や考え方は、国によって大きく異なります。
「こういう考え方もあるんだ」
「日本とはこんなに違うんだ」
と感じる機会が増えます。
その結果、以前よりも一つの考え方に固執せず、柔軟に物事を考えられるようになったと私は感じています。
海外営業は、英語力や営業スキルの向上だけではなく、仕事をしながら自分の視野を広げられる楽しさもあります。
海外営業のつらいこと

ここまで楽しいことを紹介しましたが、もちろん大変なこともあります。
①何事もスムーズに進まないことがある
海外の取引先と仕事をしていると、「日本だったらこんなことはないのに」と思うことがあります。
例えば、事前にアポイントを取っていたにもかかわらず、直前になってキャンセルされたりします。
ほかにも、期限になってもお金が振り込まれないこともよくあります。
もちろん、すべての国や企業がそうというわけではありませんが、日本の感覚で仕事をしていると、
「スムーズに物事が進まない」
と思うことはあります。
最近はこうしたことにも慣れてきましたが、国内営業をしていた時には感じなかった大変さです。
② 調整業務が大変
海外営業は、英語を使って顧客と話すだけではなく、実際にはさまざまな関係者との調整がかなり重要な仕事です。
例えば、商品の輸出では、
・船のブッキング
・輸出に必要な書類の確認
・商品の出荷手配
などの業務を進めるために、船積み課や倉庫との調整、またフォワダーや顧客とも調整を行う必要があります。
また、先ほどの例のようなお金の振り込み遅延も頻繁に起こります。こうしたケースでは、業務部と連絡を取る必要も出てきます。
「商品を売ったら終わり」ではなく、実際に商品を海外のお客様のもとに届け、さらにお金の回収まで行うのが営業の仕事です。その過程において、多くの人とコミュニケーションを取る必要があります。
そのため、営業というより調整役として動く時間がかなり多いと感じることがあります。
③ 海外出張がしんどい
海外営業と聞くと、
確かに、海外に行けることは海外営業の魅力の一つですが、正直海外出張はしんどいです。
私の場合、海外出張に行くと、大体夜まで仕事をする日が続きます。
日中は顧客との商談を行い、夕方は顧客にごちそうになることが多いです。
詳しくはこちらの記事で紹介していますので、興味のある方は覗いてみてください。
まとめ

ここまで、海外営業の楽しいこととつらいことを紹介しました。
どの仕事もそうだと思いますが、良い面もあれば、大変な面もあります。
「海外と関わる仕事がしたい」「英語を使った仕事をしてみたい」という人にとって、海外営業は一つの選択肢になる仕事だと思いますので、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。







顧客へ見積もりを提示する際には、製品の納期確認も行います。

















